AIに文章を直してもらうなら!「変えない部分」も伝えよう

AIに「この文章を読みやすくして」と頼んだら、直したかった一文だけでなく、見出しや言い回しまで変わっていた。部分修正のつもりなのに、全文を確認し直すことになると少し困りますよね。
そんなときは、変更する範囲に加えて「変えない部分」も具体的に伝えてみましょう。承認済みの文章や、条件が決まっているお知らせ文の修正に使える小技です。
「いい感じに」より、修正範囲を指定
例えば「最後の一文だけを丁寧な表現にし、それ以外は原文のままにしてください」と添えます。「ほかは変えない」だけより、見出し、数字、URLなど、維持したいものを挙げると依頼の範囲が明確になります。
案内文なら、こんな頼み方
以下は架空の講座の案内文です。日時などを新しく考えてもらうのではなく、末尾の表現だけを整えてもらいます。
次の案内文は内容が確定しています。
最後の一文「来たい人は申し込んでください。」だけを、
Webサイトの案内に合う丁寧な表現へ修正してください。
【維持するもの】
・見出しと、最後の一文以外の本文は原文どおりにする。
・日時、料金、講座名を変えない。
・新しい情報や宣伝文句を加えない。
【出力】
修正後の全文を示し、その下に変更した一文の
「変更前」「変更後」を記載してください。
指定箇所以外に気になる点があれば、本文を変更せず、
「別途確認したい点」として分けてください。
【案内文】
はじめてのWeb制作講座
開催日時:2026年11月14日 10:00〜12:00
参加費:3,000円
来たい人は申し込んでください。
「気になる点は別に知らせる」としておけば、指定外の修正提案を本文に混ぜずに確認できます。メールなら挨拶だけ、商品紹介なら導入の一段落だけ、というように対象を置き換えて使えます。
最後は元の文章と比べよう
この指定でも、AIが範囲外を変えたり、変更点を報告し忘れたりする可能性はあります。出力された「変更前・変更後」だけで確認を終えず、原文と全文を見比べましょう。長い文章なら、エディタの差分比較を使うと確認しやすくなります。
一文だけの修正なら、その一文と必要な前後の文脈だけを渡す方法もあります。全文の再出力が不要な場面では「修正後の一文だけ返してください」と頼むのも手です。まずは、変えたい場所をはっきり指定するところから試してみてください。
参照:OpenAI「ChatGPT Enterprise Prompting Guide」(2026年10月29日確認)。タスクの範囲と制約を明確にする考え方を応用した、この記事独自のプロンプト例です。
