AIの案、似たものばかり?切り口を指定して3案頼もう

AIロボットが切り口の異なる3枚のアイデアカードを並べ、人と比較するイラスト

AIに「見出しを3案出して」と頼んだら、「はじめての○○」「初心者向け○○」「やさしい○○」と、言い換えに近い案が並んだ。もう少し違う方向から考えたいのに、選びにくいことはありませんか。

そんなときは、案の数だけでなく「1案ずつ、訴求する切り口を変えてください」と足してみましょう。さらに「何を変えるか」まで指定すると、比較したい方向性を伝えやすくなります。

「別案」の意味を具体的にする

たとえば講座の案内なら、「不安に寄り添う」「学べることを伝える」「受講後の活用場面を見せる」の3方向で考えてもらいます。以下は説明用の架空の講座です。

初心者向けのHTML・CSS入門講座の案内ページに使う見出しを3案ください。
読者は、Web制作をこれから学びたい社会人です。
講座では、簡単な自己紹介ページを作ります。

1案ずつ、訴求する切り口を変えてください。
A:初めて学ぶ人の不安に寄り添う
B:講座で作るものを具体的に伝える
C:学んだ内容を活用する場面を伝える

同じ内容の言い換えは避け、各案に「切り口」と「見出し」を付けてください。
見出しは30字以内を目安にしてください。
伝えていない実績や、成果の保証は追加しないでください。

この依頼で見たいのは、言葉の響きだけではありません。「どの魅力を先に伝えるか」の違いです。3案の狙いが並ぶと、読者やページの目的に合う方向を検討できます。

似ていたら、変える部分を伝え直そう

指定しても似た案になることはあります。その場合は「もっと違う感じで」だけでなく、たとえば「C案は初心者への安心感ではなく、自己紹介ページを作った後の使い道を中心に」と、変えたい点を具体的に伝えます。

気に入った方向が決まったら、その切り口に絞って表現を調整すればOK。最初から10案、20案と増やす前に、比較したい3方向を決めてみるのも手です。

切り口を変えても、事実は変えない

案の違いを作るために、講座にない内容や「必ず仕事につながる」といった保証を加えられては困ります。対象者や提供内容は共通条件として固定し、伝え方だけを変えるようにしましょう。採用前には各案を元の条件と照合してください。

これは、OpenAIの公式ガイドで紹介されている「求める内容・条件・判断基準を明確にする」という考え方を、案出しに応用した例文です。必ず良い案が出る決まり文句ではありませんが、何を比べたいかを整理するきっかけにもなります。

参照:OpenAI「ChatGPT Enterprise Prompting Guide」(Scope the problem/Write the prompt clearly、2026年10月26日確認)