AIの提案がズレる?「先に質問して」と頼んでみよう

サイト構成を考える前にAIと確認質問を交わすWeb制作者のイラスト

AIに「サイトの構成を考えて」と頼んだら、立派な案は出たけれど、欲しかった方向とちょっと違う。そんなときは、答えを出す前にAIから質問してもらうのも手です。自分でも整理しきれていない条件を、会話しながら言葉にできます。

依頼の最後に、この一文を追加

まだ提案は作らず、まず判断に必要な確認質問を、重要な順に最大3つしてください。私の回答を待ってから提案してください。

ポイントは「質問して」だけで終わらず、「回答を待って」と伝えること。質問と提案が一度に返ってくるのを避け、先に条件をすり合わせる意図を明確にします。「最大3つ」は便利に使うための目安なので、必要に応じて変えてOKです。

Web制作の相談なら、こんな使い方

たとえば、ヒアリング前のサイト構成を相談するとき。分かっていることだけ先に書き、足りない条件を質問してもらいます。

小さなカフェのWebサイトを作ります。
営業時間やアクセス情報を見やすくしたいです。
トップページに載せる情報を整理したいのですが、まだ条件が固まっていません。

まだ構成案は作らず、まず判断に必要な確認質問を、重要な順に最大3つしてください。
私の回答を待ってから、トップページの構成案を提案してください。

質問は、サイトで一番してほしい行動、来店客の特徴、使える写真の有無などが考えられます。これは質問内容の一例で、毎回同じ質問が出るわけではありません。

答えられる範囲で返したら、「この条件で構成案をお願いします」と続けます。未定の項目は未定と書き、仮の条件で進める場合は、その仮定を案の中に明記してもらうと確認しやすくなります。

考え始めの相談に向いています

この方法は、ページ構成、提案書、イベント告知など「何を伝えるべきか」から考えたい場面に向いています。OpenAIの公式ガイドでも、まとまっていないメモを渡し、質問を通じてプロンプトを明確にする使い方が紹介されています。

ただし、単純な言い換えや、条件が十分に決まっている依頼なら、すぐ作ってもらうほうが早いこともあります。また、AIの質問だけで必要事項をすべて網羅できるとは限りません。納期や予算など、すでに分かっている重要条件は自分から伝えておきましょう。

参照:OpenAI公式「ChatGPT Enterprise Prompting Guide」第5節(2026年10月21日確認)